LoRa ゲートウェイは WiFi ルータなどとは異なり、ゲートウェイとデータ送信元デバイスが常時接続されているわけではありません。LoRaWAN 対応デバイスはデータ送信前にゲートウェイの空きチャンネルを調べたのち、データ送信時にのみそのチャンネルを利用しデータを送付します。同時にデータを送信できる数は LoRa ゲートウェイが持つチャンネル数、AL-020 であれば 8 となりますが、小さなデータをランダムに送信するようなユースケースの場合、より多くのデバイス数を1台の LoRa ゲートウェイでカバーできます。特に上限などはございませんが、チャンネルが占有され続け、データの再送待ちが頻発するとデバイス側のデータ送信がタイムアウトするなどでデータが送れなくなることはおこりえます。
以下はあくまでソラコム試算ですが、ユースケースごとに必要な LoRa ゲートウェイの台数の目安となります。環境や条件によっても必要な台数が変動しますため、大規模導入の際は事前に十分な検証を実施してください。
※1 時間もしくは 1 日あたりのメッセージ数 (1 回のデバイス毎のデータ送信 = 1 メッセージ) を算出いただき、上記ソラコム試算値と比較いただければと思います。尚、LPWA は高頻度でデバイスとゲートウェイが通信する場合に不向きなケースがございます。そのようなご利用を想定されている場合はセルラーなど、ゲートウェイを介さずデバイスから直接データを送付する方式をご検討ください。