IoT SIM を使用しているデバイスにはプライベート IP アドレスが割り当てられ、インターネットや Canal / Door / Direct などで外部ネットワークに送信されるときには NAT によりアドレスが変換されています。
そのため、そのままではインターネットや外部からデバイスに対して直接アクセスはできません。
また「VPG 固定グローバル IP アドレスオプション」を利用した場合も NAT が利用されているので、外部から固定されたグローバル IP アドレスを指定してもデバイスにアクセスはできません。
そのかわりに SORACOM Gate を使うか、SSH トンネリングなどで通信を中継するサーバを用意すると、IoT SIM で通信しているデバイスに対して外部からアクセスできるようになります。また、一時的にアクセスしたい場合は SORACOM Napter を利用することでも実現できます。
Gate と Napter を使用したアーキテクチャの例を以下のドキュメントで解説していますのであわせてご覧ください。
SORACOM Gate を使用する方法
SORACOM のサービスの一つである SORACOM Gate を利用するとリモートからデバイスへセキュアに直接アクセスでき、さらにデバイス間でもデータを送受信できます。利用方法など詳しくは SORACOM Gate のサービス詳細ドキュメントをご参照ください。
SORACOM Napter を使用する方法
一時的にアクセスを許可したい場合は「オンデマンドリモートアクセス」機能である SORACOM Napter を利用できます。アクセス元 IP アドレスやアクセスを許可する時間枠を指定してアクセスを許可できます。利用方法など詳しくは SORACOM Napter のサービス詳細ドキュメントをご参照ください。
中継サーバを使用する方法
デバイスへの直接接続ではなく中継サーバを経由しますが、SSH トンネリングなどを利用すればデバイスにアクセスできます。詳細は下記ブログ記事をご覧ください。
- SORACOM 公式ブログ記事 https://blog.soracom.com/ja-jp/2015/10/15/air-beam-and-nat/