バイナリパーサー "@sensit.v3" で変換された値の意味を教えてください

Sens'it V3 (Discovery) から送信されたデータを バイナリパーサー の定義済みフォーマット @sensit.v3 で変換した場合は以下のような JSON 形式のデータを取得できます。

Sens'it V3 は SORACOM ユーザーコンソールでのお取り扱いはありませんが、お客様自身でご購入し登録できます。登録にあたっては別途費用が発生しますので SORACOM Air for Sigfox の利用料金 を参照してください。また、Sens'it V3 の仕様や使い方は販売元へお問い合わせください。

@sensit.v3 による変換結果は Sens'it V3 のモードに応じて変換結果が変わります。このドキュメントではバイナリパーサーによる変換後の共通・モード固有のデータ、Sigfox バックエンドから提供されるデータ、サンプルを示します。

共通のデータ

• battery: バッテリーレベル (2.7 V から 4.25 V。小数点以下第 2 位まで有効)
• mode: Sens'it V3 のモード
  • 0: スタンバイ (Standby)
  • 1: 温湿度 (Temperature and humidity)
  • 2: 照度 (Brightness)
  • 3: ドア開閉検知 (Door)
  • 4: 振動検知 (Vibration)
  • 5: マグネット (Magnet)
• modeText: Sens'it V3 のモードの名称
  • スタンバイ: "Standby",
  • 温湿度: "Temperature + Humidity",
  • 照度: "Light",
  • ドア開閉検知: "Door",
  • 振動検知: "Vibration",
  • マグネット: "Magnet",
• button:
  • true: ボタンが 2 度押しされた
  • false: ボタンが押されていない
• "binaryParserEnabled": バイナリパーサー機能により変換されたことを示すフラグ（値は "true"）

モード固有のデータ

• スタンバイ
  • major: ファームウェアバージョン (major レベル)
  • minor: ファームウェアバージョン (minor レベル)
  • patch: ファームウェアバージョン (patch レベル)
• 温湿度
  • temperature: 温度 (小数点以下第 0 位まで有効)
  • humidity: 湿度 (小数点以下第 0 位まで有効)
• 照度
  • brightness: 照度 (小数点以下第 0 位まで有効)
• ドア開閉検知
  • door: ドアの状態
    • 0: ドアセンサーの初期化が終わっていない
    • 1: 未使用
    • 2: ドアが閉じている
    • 3: ドアが開いている
  • count: イベントの回数 (モードが変わると 0 にリセット)
• 振動検知
  • vibration: 振動センサーの状態
    • true: 振動を検知した
    • false: 振動を検知していない
  • count: イベントの回数 (モードが変わると 0 にリセット)
• マグネット
  • magnet: マグネットセンサーの状態
    • true: マグネットが近づいている
    • false: マグネットが離れている
  • count: イベントの回数 (モードが変わると 0 にリセット)

Sigfox バックエンドから提供されるデータ

こちらは予告なく変更される可能性がございますのでご注意ください。

• "device": デバイス固有の ID
• "time": データ送信時刻（UNIXTIME）
• "seqNumber": データの通し番号
• "data": Sens'it からの送信データ（HEX 文字列）バイナリパーサー "@sensit" はこちらの文字列を変換しています。
• "lqi" : Link Quality Indicator (通信品質の指標) を Excellent, Good, Average, Limit の 4 レベルで表示します。各レベルの基準は Sigfox 社のドキュメント をご確認ください。
• "countryCode": 国コード (ISO 3166-1 の 3 桁)。日本の場合は 392 となります。

サンプル

スタンバイ

温湿度

照度

ドア開閉検知

振動検知

マグネット