SORACOM Air のデータ通信量が想定よりも多い場合、大きな要因としては DNS クエリや HTTP の Keep-Alive など、考慮していなかった通信が発生していることが考えられます。SORACOM Peek を利用して SORACOM プラットフォーム上でパケットをキャプチャできますので、実際のパケットの確認を検討してください。
過去の事例より、以下のような考慮されていない通信があります。
- ホスト名でアクセスする際の名前解決。Raspberry Pi などの DNS キャッシュを持っているデバイスでなければ、毎回の通信において DNS クエリリクエストおよび DNS クエリレスポンスのデータ通信が発生します
- TCP, HTTP, MQTT 通信における Keep-Alive
- 時刻同期 (ntp) などの通信
なお、Unified Endpoint や SORACOM Harvest と通信する場合、IP アドレスを指定してアクセスすることでの通信量削減が考えられます。この際の考慮事項については FAQ「SORACOM の各種エンドポイントの IP アドレスは固定ですか?」を参照してください。
上記について確認頂いたうえで、想定よりもデータ通信量が多い場合は以下の内容を入力して リクエストを送信 してください。
- 通信を行った SIM の IMSI
- 通信を行ったデバイス (Raspberry Pi, WioLTE など)
- 想定した通信量とその内訳 (例 : payload 128byte, UDP ヘッダ 8byte, IP ヘッダ 20byte, 計 156byte)
- 通信を行った日時 (SORACOM では 5 分ごとに通信量が集計されているため、可能であれば前後の通信と十分に間隔を空けてください)