SORACOM LTE-M Button Powered by AWS(以下、LTE-M Button)を AWS IoT 1-Click への登録だけでなく SORACOM ユーザーコンソールに登録することにより、初回購入時の制限を超えても自動更新により継続して利用できます。
自動更新が実行されると、後述する初回購入時と同じ制限内で利用できます。
LTE-M Button の登録方法は以下の URL を参照してください。
ただし現在のところユーザーコンソールに登録した LTE-M Button は他の SORACOM アカウントには譲渡できないので、その点を考慮しながら登録するアカウントを決める必要があります。
ユーザーコンソールに登録しない場合は、制限に達した時点で通信機能の解約処理が実行されるのでその後の利用ができなくなります。
登録している場合は以下のいずれかの早い方のタイミングで自動更新が実行され、その月のご利用料金に更新料 1,320 円 が計上されます。
回数制限
- 最初のボタンクリックから 1 年が経過していない状態で、1501 回目のボタン押下を実施した場合
- AWS IoT 1-Click 登録時のクリックも 1 回としてカウントされます
- 「クリック回数」はデータ送信成功回数を示しているので「シングルクリック」
「ダブルクリック」「長押し」のいずれも 1 回としてカウントします
- 電波の入らない場所や電力不足などで、データが SORACOM プラットフォームに到達していない場合は「クリック回数」はカウントされません。
1 年制限
- 押した回数が 1,500 回以内の状態で、最初のボタン押下から 1 年が経過した場合
- 例えば 2018/11/15 に最初のボタン押下を実施した状態で 2019/11/14 までに解約していない場合は 2019/11/15 に自動更新が発生します
- LTE-M Button での 1 年の制限はうるう年に関係なく 365 日です
上記の自動更新機能があるためユーザーコンソールに LTE-M Button を登録する前には、ご利用の SORACOM アカウントのお支払い方法を設定しておく必要があります。
ユーザーコンソールに登録した場合は、自動更新を無効にできません。
お支払い方法については、以下のよくあるお問い合わせも参照してください。
もし SORACOM のユーザーコンソールに登録しない場合は、残りのクリック回数・日数については AWS IoT 1-Click で表示されるライフから推測できます。
AWS マネジメントコンソールで表示される LTE-M Button の「ライフ」は電池残量ではなく、現在のご利用状況に基づいた残りクリック回数、もしくは残り期間を % で表示します。
以下のように制限まで残り少ない方を基準にライフが計算されます。
計算例:
- 残り 750 クリック、300 日:残りクリック回数の消費のほうが進んでいるので、ライフは 50%
- 750/1500: 50% と 300/365: 82% から、少ないほうの 50 % が表示される
- 残り 1300 クリック、 37 日:残り日数の消費のほうが進んでいるので、ライフは 10%
- 1200/1500: 80% と 37/365: 10% から、少ないほうの 10 % が表示される
よくあるご質問のうち「できないこと」を以下にをまとめます。
- お支払い方法を設定しないまま、LTE-M Button をユーザーコンソールに登録すること
- LTE-M Button をユーザーコンソールに登録した状態で、自動更新を無効化すること
- LTE-M Button をユーザーコンソールに登録せずに、自動更新を有効化すること
- LTE-M Button をユーザーコンソールに登録せずに、電池の残量を確認すること
- LTE-M Button をユーザーコンソールに登録せずに、残りクリック数、残り期間を確認すること
- 解約済みの LTE-M Buttonをユーザーコンソールに登録すること