Windows や Mac OS にて以下のような手順で GH-UDG-MCLTEC を用いたデバイスに SORACOM Napter や SORACOM Gate が利用できることを確認できております。設定方法の詳細は製品付属の説明書を参照してください。動作の詳細は後述する (参考) の部分を参照してください。
- GH-UDG-MCLTEC をデバイスに挿し http://am.webcm/ へデバイスのブラウザからアクセスする
- セキュリティ > DMZ 設定 > 「DMZ 状態」を 「設定」にする
- 「DMZ IP アドレス」へデバイスの LAN 側の IP アドレスを入力し、「適用」を押す (*)
上記の手順ですべてのパケットがデバイスへ転送され、SORACOM Napter および SORACOM Gate を用いて接続できます。
また、FAQ「SORACOM Napter トラブルシューティングガイド」も合わせて確認してください。
(*) デバイスの LAN 側の IP アドレスは、本機器 GH-UDG-MCLTEC を取り付けた状態で Windows であればコマンドプロンプトより 'ipconfig' を実行し、Mac OS であればターミナルより 'ifconfig' コマンドを実行して確認してください。
注意事項
本機器は電源入れ直しのたびにデバイスへアサインする LAN 内の IP アドレスが変わります。そのたびに DMZ の設定を確認、修正する必要があることにご注意ください。または、デバイス側の設定よりアサインされる IP アドレスを固定してください。Windows OS の場合は「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」のプロパティより固定します。
(参考) 動作の詳細
GH-UDG-MCLETC は USB で接続されたデバイスから見てルーターとして動作し、WAN 側インターフェイスには SORACOM から IP アドレスがアサインされます。一方、USB 接続にて接続される Windows PC や Mac などのデバイスに対しては独立した LAN を構成し、LAN から WAN に対しての通信は NAT によるアドレス変換を提供します。WAN から LAN へのアクセスは DMZ と呼ばれる機能により WAN 側の IP アドレスへのアクセスを特定の LAN 側 IP アドレスにマッピングさせることにより実現できます。